きそくただしいせいかつ

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AWS / Azure / GCP への専用線接続

弊社にも日本の DC ができるということで、 PoP という言葉を最近よく聞きます。クラウド環境で使う場合には、実際にサーバ、ストレージがあるデータセンターとは別に、外部と接続するために用意されている場所(データセンター)という理解です。

Insider's Computer Dictionary:POP (Point Of Presence) とは? - @IT

クラウド専用線でつなぐ場合(本当に専用線を用意するケースは少ないと思うので、この言い方どうなんだ?というのは置いておくとして)、回線キャリアのサービスで PoP へつなぐことが多いかと思うのですが、以下 AWS / Azure / GCP について個人用メモ程度に。

AWS

AWS のデータセンターは秘密!というのはよく言われることですが、PoP(AWS Direct Connect ロケーション) の場所は以下で公開されています。東京の場合 Equinix の TY1 とアット東京中央データセンターが記載されています。

パートナー - AWS Direct Connect | AWS

場所がはっきり公開されているのは意外でした。あと各キャリア対応されていてさすがです。

Azure

Azure は、場所は公開されていないのですが、Equinix ということです。パートナーのリストに、なぜか東京で KDDI がないのはなんでなんでしょう。アルテリアと東海コミュニケーションズもないです。(ただ、各社のサイトに Azure への閉域接続サービスはあるので以下に書かれる基準があるんでしょうか。)

場所と接続プロバイダー: Azure ExpressRoute | Microsoft Docs

GCP

GCP は回線キャリアサービスによる接続をキャリア ピアリングという名称で呼んでいて、回線引き込みによるダイレクトピアリングと区別して呼んでいるようです。

キャリア ピアリング  |  ドキュメント  |  Google Cloud

こちらを見ると、具体的な情報はなく日本のキャリアでは Softbank だけが記載されています。以下の記事を見る限りでは、アット東京や KDDI / NTT などの記載があるので、あんまりこのあたりのドキュメントが外部向けに更新されていない or 個別商談でしか情報提供していないイメージなのかなと思っています。(パートナーにあるということは、 PoP もアット東京なんでしょうか。

ASCII.jp:リージョン間VPCピアリング不要、GCPのネットワークを知ろう

まとめ

PoP に関する情報についても AWS が進んでいるイメージでした。いずれのクラウド環境も PoP は Equinix or アット東京なので、これだけクラウド利用が進んでくると、その場所、事業者の重要性もどんどん高まってくるよなーと思います。このあたり、別会社で冗長化したりしないのかなというのは気になります。