いい日旅立てない
※この記事はビールのみながら書いているので適当です。
大阪の大学に通い、春から東京で働き出した僕は、大阪−東京を移動する機会が多い。
東海道新幹線によく乗る。
東海道新幹線 - Wikipedia
東海道新幹線は、The 新幹線ではあるものの、ほかの新幹線と違って非常にサラリーマンが多いように感じる。それも、帰省や身内の用事という感じではなく、「出張」「出勤」といった雰囲気である。
それにあわせて、快適さを意識したり、電源コンセントがあったりと、東海道新幹線はどんどん進化している。この点、顧客の要望にかなりこたえている。
と、いう意味で非常にレベルが高い新幹線なのだが、僕としては、ひじょーにいただけないと感じる部分がある。
「車内チャイム」だ。
乗ったことのある方でも、気にしていないと記憶にないかもしれないが、「のぞみ」「ひかり」「こだま」が駅に着く前には必ず、特定の音楽が流れて「まもなく名古屋です」と放送が入る。
さらに、このチャイム、2種類ある。それも、車両の所有会社に依存する。
[JR東海]AMBITIOUS JAPAN - TOKIO
[JR西日本]いい日旅立ち - 山口百恵 / 鬼束ちひろカバー
私はこの、「いい日旅立ち」が間違っていると思えてならないのである!サラリーマンだらけ、仕事に行く人だらけの新幹線にはそぐわない!
AMBITIOUS JAPANはよいと思う。「知らない街で出会いたい、本当の自分とー」といわれても、大阪も名古屋も東京もそこそこ知ってるわ、と思うサラリーマンが多いのではないかとは思うけれど、AMBITIOUSでがんばって働いてくださいね、と、いうのはすごくわかる。わかる。あと、メロディも明るい。
一方で!
「いい日旅立ち」はどうでしょう。非常に旅情を誘う、よい曲であることは私も重々承知です。
ただ、ただ、状況にあってないのではないでしょうか!
みな、サラリーマン。仕事に行くか、仕事から疲れて帰るか。この状況で、「いい日旅立ち」を聞くと「逆方向の新幹線に乗って逃げちゃおうかなー」みたいになりませんか!あーあー、日本のどこかに私にやさしくしてくれる女神みたいなヒトがいるかもしれない!会いに行かなくては!みたいになってしまいませんか。
あと、メロディーもあかるくないです。
旅情を誘う、という意味ではすばらしいチョイスであり、山陽新幹線山口県萩市あたり、とか、広島県尾道市あたり、で聞くのは非常によいのですが、品川の駅に入るときに言われると、「おおおっ!高飛びしたい!」みたいな気分になるのはやむを得ない気がいたします。