きそくただしいせいかつ

日々の生活のペースセッター

新・都市論TOKYO

新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)

新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)

テストの合間に読み切る。対談なので非常に読みやすい。ジャーナリストの清野由美という人と建築家の隈研吾の対談なんですが、ジャーナリストとしてちゃんと批判をしようとしている清野由美の発言を、隈研吾がノラリクラリとした口調でスカす、という感じの場面が多く、結構その隈研吾って寛容なんだなっていう印象を持ちました。東京にいないからわかんないんですけど、汐留って実際景観的にかなりコケてるんですね。リスクヘッジのために、日本の建築業界では分割分割が基本であり、三菱ぐらいの大財閥じゃないとまとまった開発がやりづらく、リスク低減のため斬新さも生まれにくい、というのが印象的だった。それにしても、最後に取り上げられてる、北京の開発とかめちゃくちゃ面白そう。自由度が違いますもんね。隈研吾とか、世界を股にかける生活してるんだなーと知り、売れっ子建築家がちょっとうらやましかったりした。